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2010 05,18 21:59 |
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2000年代でルキノ+エイジング。
想像以上に僕は混乱している。 偽りはいつ剥がれ落ちてしまうかも予測できないくらいに。 「もっとだ」 「かかっ、社長は欲張りじゃな。」 「言い訳はしないよ。それに、けしかけてきたお前の方が悪いに決まってる。」 「ほう……その態度こそが十分に言い訳になるぞ?」 「……知らないよ。」 「さて、お主とこうするのは何度目か?」 「さあね……数える程のことじゃないだろう。それとも馬鹿にしているのか?」 「すまんな!茶かすつもりは毛頭ないわい。」 「誰が頼りなくて小さいだって?」 「かっかっかっ!やけに曲がった捉え方よの」 「だいたい何年かしたら、僕だって抜かす可能性があるかもしれない。」 「まあ、そこいらの男でもワシに並ぶでかい奴もわんさかおるのも事実。例えば――あの変なお面被っていたあんちゃんとかのぅ。」 「……。」 「正直勝て無い、と思うておるか?」 「最初からお前たちと一緒にするな……うぐ!?」 「社長はいつでも初いのう」 「な…!くそっ……さっきから何なんだよ!」 「ほーう、予告する分には照れんのじゃなあ。」 「当たり前だ、唐突だから驚いたんだ」 「ほれ、忙しいんじゃろ?行かなくてよいのか?」 「いや、誰か替わりに行かせる。」 「わしは平気だからして、社長が側についとるまでもない……っ」 「どうしたんだ?」 「ちいとな……いつもはたいしたことはないんじゃが」 「寝てろ、エイジング。お前が使えない状況は結構痛手なんだ。」 「クカカッ、有り難いことよ……まあ、どちらにしろお主には逆らえんからな。」 「逆らったって構わないよ。折れるまで費すだけの話さ。」 「かかっ、とんだ仕打ちじゃな。やれやれ、社長もだいぶ捻くれたのう。前はもうちっと可愛げがあった気がしたんだが……どこで間違ったのか。」 「僕を子供だと甘く見てたからだ。」 「しかたあるまい。社員たちが社長を好きなのは当たり前としても」 「しても?」 「ワシらを兵器として以外目にかけることがあるかのう?不思議と思わん方がおかしな話じゃろ。」 「お前らだって怪物染みてるとは言え人間なんだ。少しは自覚したらいい。」 「これでも自覚しているつもりだわい。残念なことに鍛えあげても、元は限りある人間には違いないからの。死に対する恐怖は、ちと人並みからは外れたかもしれんが。」 「……それより、律義に僕へと仕える方が不思議な気がするけど?」 「ん?慕われるほうが良いじゃろう気分的にも。」 「別にどちらにしても仕事には関係ないさ。」 「まったく……困った子供じゃな。」 「あんまり無理して起きてなくても良いんだ。しばらく寝てたらどうなんだ。」 「わしが……しおらしいところなど……見ても面白くなかろう?」 「面白くはないな。けど見たいといったら、見せてくれるのか?」 「ん……何じゃと?」 「もしも……僕が社長で無くなったその時、お前はどうするんだ?」 「いや、どうもせんよ。」 「……」 「お主は『仮面職人』を辞めるつもりなんてなかろ?どの道、付いて行く以外アテもありゃせんしな。」 「……そうか。」 「そう心配せんでもワシは社長一筋だわい!安心せい!」 「っ…そういう事じゃ」 「くくっ、ワシみたいなおなごに悪い気はせんじゃろ?」 「……質悪い冗談の間違いじゃないのか?」 「はて?何の事やらな?」 PR |
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