狐＋冬馬の会話文

「オイ……何でアンタがここにいんの？」

「何でしょーね？」

「ふざけんな。」

「ほっんと、ここ入り浸ってんだなあ、お前。」

「だいたい、如何にも本なんか読みそうに無いアンタが来るんだよ。」

「うん、まあ、理由は教えね。」

「あっそ…想像は付いたから良い。」

「いやあ～、ほんと歩巳ちゃんは良い子だな。」

「下っらない。用が無いなら帰れば？」

「あるって用なら。ちゃんとお前に。」

「はい？」

「分からねぇって？この前、ちょっかい掛けるって言っただろ。」

「……ああ、あれマジだったんだ？」

「マジ以外何があんだよ。」

「アタシは、O.K.した覚えはない。」

「へー。」

「何だよ？」

「しらばっくれんな、今更。お前と俺の仲じゃねーか。」

「いつアンタとアタシ、仲良くなった！？」

「あー……おい。ここ図書室。」

「……と、とにかく。アタシと関わるのはナシだから。ほっといて。」

「ちっ、つまんねぇ奴。」

「つまらないで結構。どっか行け。」

「照れんなよ。」

「どこで・いつ・誰が照れてるんだよ。」



「お、取ってやろうか？」

「結構だ。どうにか届くし。」

「なんだあ？俺と約束破った奴なんかに拒否権はねぇって分かってんのか？」

「はァ？いきなり何言ってんの。」

「おまけに一っつも名前呼ばねぇし？」

「アタシは呼ばないって言ったじゃんか。聞いてなかったの――あ」

「ほらよ。」

「……何？」

「質問に答えりゃ手離してやるよ。」

「一体何が聞きたいんだよ。」

「確かに構わねぇってつったけどさ。だから何だっつーんだよ。」

「なっ……何って。アンタと一つも関わりたくないし。」

「ほうほう。じゃまあ、一つだけ聞いとくわ。」

「聞いても答えるつもりはないんだけど？」

「俺は、すっごく話したい訳なんだけど。お前はどーよ？」

「……」

「どーよ？」

「一つだけ言えるのは……アンタが趣味悪いんだって事。」

「そうあからさまに嫌な顔すんなよ。そーでもねぇだろ。」

「そんな事……聞いたって分かる訳ないだろ……あ、アタシに。」

「じゃ、連行決定だな。」

「はぁ？ちょっ……と、離せ！どこに連れて行く気だよ！」

「どっかうまいもん食いに♪」

おまけに冬馬＋虎子＋歩巳＋龍姫＋雀の会話。

「冬馬ーーっ！！昨日、兄ちゃんにどこかへ連行されたってマジ？ああーもう～あのやろアタシの冬馬を～～っっ！そういえば、何もされてない？怖い事されなかった？ねぇねぇ？」

「……虎子うざい。」

「ひっ、酷ーい冬馬！心配してんだぞアタシは！」

「あそ。」

「ええっと…茉莉ちゃん。狐さんと何にしたの？」

「別に。……ただいっぱい食わされた。」

「えっ、何かされたの？」

「違う。お好み焼きをだよ。奢りだから食えーってたくさんね…！」

「ええーーっ！？」



「良いな……お好み焼き。」

「う～ん……スズならまだしもなんでトウマにそんなことすんのかなあ、あの兄は？ああーもうっ！分からん！」

「何というか…お気の毒様でしたわね。けれど、どうも虎子さんのお兄さんが貴方にそんな事する理由が見当たりませんわね。」

「そうですよね……茉莉ちゃんと話す機会はあんまりなかったし。何でかな？」

「知るかもう…！原因が分かろうとわからまいと、絶っっ対今度アイツに絡まれたら無視してやる！絶対に！」

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