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2010 05,18 22:01 |
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雪子+完二の会話
「あ。んなトコにいたんスか、先輩。」 「あれ、完二君。どうしたの?」 「あっちで皆が呼んでたっスよ。」 「ありがとう。今行くから。」 「あのさ、完二君。」 「んぁ、何スか?」 「あの、何か『天城先輩』っておかしい気がするし、昔みたいで良いよ。」 「はぁ?実際、先輩は先輩じゃねっスか。」 「え、前は『雪ちゃん』って呼んでくれてたのに。」 「あー……そりゃあ、呼んでた気ぃはしますけど。まだ一つ上だって知らなかったすっげぇガキの頃の話っスよ。」 「ならさ、『雪子先輩』はどう?それなら私も違和感ないと思う。」 「無理っス。」 「そっかあ……昔みたいにはいかないよね。」 「馴染みの先輩には悪りぃっスけど……こればっかりは勘弁さしてもらいます。」 「ううん。ちょっとだけ……寂しいなって。」 「寂しい?何でまた。」 「だって、完二君。私の事忘れてたでしょ。」 「ちょ…ちょい待って下さいよ!いくら物覚え悪りぃ俺でも知り合いの顔くらい忘れねぇっスよ!」 「そう?」 「テレビん中居たときはテメェのことでヤバいくらい精一杯になっちまってたというか……つか、ずっとんな事気にしてたんスか。」 「えっ……そんなおかしい事かな?」 「べっ、別におかしいとは言ってないっスよ。」 「良かった。あんまり話出来なくなってたから。……忘れられちゃったんだと思ってた。」 「忘れる訳ねぇ……ちげぇっス、ただ俺ぁ――」 「……?」 「何か見ねぇ内に先輩はいやに綺麗になっちまってるし、だから……そのー、ビックリしたというか~、あっ!いや、深い意味はないんスよ?……って。何暴露しちまってんだ、俺は!」 「……ぷっ。」 「えっ?」 「ふふ……あはははっ!!」 「っ!!」 「そんな、慌てなくても…ふ、あははは!」 「ちょっ…!待てやコラアァーー!!天城先輩!なんで大笑いしだすんスか!?」 「あははは、……ふふっ。ごめん。あまりに完二君の顔がおかしくて」 「……今、俺キレても良いスよね?」 「ダメだよ、キレちゃあ。完二君ちっとも怖くないけど。」 「怖くないて……相変わらず笑い上戸なんスから。」 「覚えててくれたんだ?」 「覚えてねぇ方が無理つうか……雪子先輩のギャップは強烈っスよ。」 「……」 「まぁ、そこらへん変わちまってなくてちっと安心しましたけど。」 「完二君……今」 「どうかしました?」 「呼んでくれたよね?私のこと。」 「っ!!?…こ、ここ、これはちが…くてっ!」 「ありがとう……なんかね。すごく嬉しい。」 「…………そりゃ、良かったスね。」 「ねぇ。何でかな?」 「し、しらねぇっスよ!俺に聞かれても……んな事。」 「完二君、見ない内に立派な男の子になったよね。」 「なぁに当り前のことほざいてんスか。前みたいにガキ扱いすんのホント勘弁して下さいよー。」 「まさかしないよ。だからまた呼んでみて。ね?」 「……気ぃ向いたら考えときます。」 「じゃあ、約束。」 「や、まだ呼ぶとは言ってねースよ。」 「よーし。破ったら、私の料理手伝うこと。」 「えぇーっ!!??無理!そんだけはぜってぇ無理っス!」 「男に二言はない。でしょ?」 「な、何スか、それ!いくら何でも無茶ぶりしすぎじゃねースか!」 「そんなことない。ちゃんと出来るよ、完二君なら。」 「なななな、何を根拠にそう言うんスか!」 「もしかして、約束守る自信全くないの?」 「――っ!!?んなっ!」 「だァっ…!分かりましたよ。守りゃあ良いんですよね!守りゃあ!!」 「おうよー!分かれば宜しい。」 「あー。マジやってらんねー気がしてきたっスよ」 天然ボケな姉としっかり者の弟の様な。基本は噛み合わないというか擦れ違いぶりがすごいというイメージがあります。事在るごとに完二は雪子に笑われちゃうみたいな…これは酷い(笑) 多分自覚したら雪子の方が積極的に出るも空回りしそうですね。 PR |
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