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2010 05,18 17:41 |
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アーニャが落ち込んでる話 ジノ+アーニャ くたくたに疲れ果てたその人。任務を終えたばかりのジノと廊下で鉢会わせた。 「髪、随分伸びたな。」 「……うん」 「元気にしてたか?」 「……してた。」 「ほんとか?」 「……うん」 「すこしは寂しいって思ったくれなかったのか?」 「……ぜんぜん。」 「じゃあさ、アーニャは何で落ち込んでんの?」 「……しらない。」 「そうなる理由もわかんない?」 「……ジノには関係ない」 「わたしは貴方が少し居ないくらいで。寂しくなんかない。わたしは」 大人で ラウンズだもの。 掃き捨てるはずの言葉は続かなかった 「電話の一つでもしてやれば良かった?」 「別に……いらない」 「きっぱり言うなあ。なあ、アーニャはどうしたかった?」 「行きたかった、一緒に。任務。」 「んー、俺がドジ踏まない限りは救援要請は出ないだろうし。仕事一人でこなせるのも考え物かなあ。」 「でも……死なれたら最悪」 「それは心配してるのかしてないのか……どっちだよ?」 「心配……?もちろん。ジノが仕事さぼらないか、おじゃんにしないか。心配。」 「そっち!!?」 「意外とめんどくさがり。あと、おっちょこちょい。」 「俺を誰だと思ってんの……アーニャ~。天下のナイトオブラウンズのスリー、ジノ・ヴァインベルグだぞ?」 「……知ってる。」 「なら言うなよ。酷いぞ!」 「なんだ?」 「お帰り……ジノ」 「おいおい?そういうのを素直じゃないって。」 「返事は?」 「えっ。あぁ~……ただいま。」 「お出迎え、嬉しい?」 「すっごく嬉しい。ただちょっと、強引すぎるぞ、お前さ。」 「ジノ」 「んあ?」 「砂っぽいほこりっぽい汗臭い、三拍子。」 「やばっ!そ、そんなすごいか?」 「全部。まるまる汚い」 「ずっと駆けずりまわってたからなぁ。戻って来てから、ゆっくり風呂に浸かろうかなって。……なんか思いだしたら……疲れがどっときた。」 「今から仮眠、取る?」 「んあぁー……明日とはいえ、次の仕事が待ち構えてるから。それまで寝てる。」 「おやすみ、ジノ」 「おやすみぃ。アーニャ、また明日な。」 「で……離してくんないのか?」 「……しらない」 「俺もわかんないから、教えてくれないと困る、すっごく。」 「来て……わたしのとこ」 「アーニャの部屋?」 「駄目?」 「あ、う~ん……俺、疲れてるから風呂入ったら即寝るかも。」 「いい。寝ててもいい」 「ついでにいうと、疲れてる勢いでアーニャに甘えたくなんだろなぁ。そんでも良い?」 「……あんまり変なことしたら、ぶつ。」 「あははは、そんなことする気力ないから心配すんな。」 「…………すけべ」 「アーニャ~?」 「……何でもない。」 「ふーん…?お前のとこで風呂借りるな。」 「ジノ」 「んー?」 「わたしも入る」 「だぁーめ。お前と入ったら、確実に体力使うだろ?」 「……なんで?」 「こら、そこまでとぼけるな。わかるよな、俺がアーニャにちょっかい出すことくらい。」 「……」 「その代わり、ベッドの中ではどうなるか分かんないから、そこ覚悟しとけな。」 「そんなことしたら…ぶつって言った」 「無理、もう決定だ。」 「……うるさい」 PR |
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