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2010 05,18 17:03 |
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トンクス+リーマスの会話 「同じ歳なら愛してくれた?」 「……いいや。」 「あと何年かしたら良かった?」 「トンクス……そういう事じゃないよ。」 「いいえ、そういう事でしょう?確かに、今の貴方からしたら娘にしか見えないかもしれない……私だって」 「この話はもう終わりにして……」 「無理だって知ってるわ。でもあきらめたくはないの。貴方とより近い年齢に生まれたかったのよ。一緒に居ても親子に見えない歳に。」 「すまない、でも……。」 「何故謝るの?」 「若いことがいけないんじゃないんだ。」 「何がいけないの?」 「君といれるような稼ぎがないよ。私は貧乏すぎる」 「それも理由にならないわよ。リーマス」 「何故だい?」 「例えば私が働きに出たとして、貴方が主夫だって問題ない。男性の方が稼がなくてはならないなんて誰も決めていないんだもの。……それにどちらかというと私、家事は苦手。」 「まあ……壊滅的なくらいに苦手だね、君は。」 「もう!はっきり言わなくても良いじゃない!」 「トンクス。」 「なに?」 「君はシリウスの大事な姪っ子だ。……私には、君を好きになる資格がないよ。」 私がシリウスの姪っ子だから? 資格がない? まるで子どもの言い訳。悔しくて切なくて愛しくてどうにかなってしまいそう。 「一番の理由はそうじゃないでしょう?」 「貴方が……人じゃないと言いたいの?そんなの聞き飽きたわ。」 「そう、私が人狼だから」 君は私を愛してはいけない。人でない私は人間の君を愛せない。満月の夜には狼になるのだから。人間のふりをした醜い獣だから。いっそ狼になってしまえば君を愛したりしなかっただろうか。 月も無い空へ向けての遠吠えがどこからか聞こえた気がした。 PR |
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