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2008 10,24 19:25 |
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携帯で打ってた文章がそろそろ溜まりに溜まってるのでお蔵だし。
かなり中途半端なものもありますが…サイトにあげる時までにちゃんとなってるはずです……多分! 宜しければ以下どうぞ…! 「バッカーノ!」 ラック視点+イブ+ベルガ 『愚か者が希望を笑う』 『殺しをする奴など社会不適合者に決まってるだろう?』ある者が自嘲した。 だいぶ、いや確実に私達もその部類の人間に違いない。あの世界を味方にした屈強の彼ですらも、「誇りなんか始めからあって無いもんなんだよ」と声高らかに笑うのであろうか。 「あ……お邪魔してます。」 「いえ。」 「貴方も物好きですね。こんなところにまた来てしまったんですか。」 「あの……お忙しい中すみませんっ。」 「今謝る事より、ここに来たら貴方の身の上が危ない事を十分に分かって頂きたいですね。……さ、送りますから、お帰りなさい。」 「おいおい、そこのお堅いラックよぉー。良いじゃねぇか。来たばっかりのとこすぐ追い返さなくてもよ。ちっとは可愛い子がいた方が華があるだろ?」 「何かあってからじゃあ遅いと思っただけだよ、僕は。」 「何かって何がだよ?いざとなったらお前が守ってやりゃあ問題ねぇじゃねぇか。」 「簡単に言わないでくれよ、ベル兄。」 「それに、俺らがどうこう言って引くたまか?この嬢ちゃん。ん?」 「それは――」 「一番お前が良く知ってる。だろ?だから、護衛する方が都合は良い……ってキー兄からもそうしろとだとよ。」 「やれやれ……キー兄にも困ったもんだなあ。」 「さて。私に何の用です?」 「その、ですね」 「何か聞きたい事があっていらっしゃったんでしょう?……まあ、お兄さんの事なら先日言った通りですよ」 「違うんです!一つだけ―お聞きしたい事があるんです」 「この前一緒にいた女の方、お知り合いなんですか?」 「……はい?」 「黒髪の……綺麗な方です。」 「あぁ、あの方ですか……。」 「ラックお前……ついに来たか!?」 「何だか仲良さそうにしていらしたものでしたから。」 「誤解しないで下さい。……昨日会ったばかりの方です。しかもあの人のお相手なんですよ。例え話でも手を出す訳にもいかないでしょう。」 「お、奴の例のコレか?」 「……これ?」 「私に幼馴染がいましてね。昨日の方はその人の恋人ですよ。」 「そうだったんですか。」 「そういう事ですよ。」 「あーあ、奴が言う通り美人かどうか俺も会ってみてぇと思ってたところだったのになあ。お前だけが会っちまったのかよ、ラック。抜け駆けはよくねぇ。」 「偶然だって言ってるじゃあないか……綺麗な人だとは思うけど。さすがあの人の相手と言うか、だいぶ浮き世離れしてたよ。どうやら言葉が喋れないみたいで、意思疎通をどう図ったら良いのか困ったからね。」 「そりゃあ、残念だ。」 「あの、勘違いしてすみません。」 ――なんて恥ずかしい間違い。 「何をです?」 「え。だからですね。……もう良いです。長居して失礼しました。」 「おや……ならばお送り致しますよ。」 「いいえ!大丈夫ですから。」 ――ただの強がりだわ、こんなの。 「ですが……この辺りは――」 「それでは、失礼させて頂きますね。」 「おう、また来な嬢ちゃん。」 「はい、有難うございます。」 「……。」 「ラック、見事に断られたな。」 「何であの子は何度も……僕にはさっぱり理解出来ないな。」 「ラック、お前ちっと女心の機微でも学んだ方が良いぜ。キー兄あたりに。」 「……。」 PR |
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