alma inocente-Memo
※ネタバレ注意※小話やらイラストを放り込んでいるごった煮メモ。
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2008
06,05
23:26
6月
CATEGORY[コードギアス]
はアーニャの月ってそういうことですか。なるほど…!
すごい何か由来でもあったっけ?と小一時間悩んでいた高萩の
思考回路はショート寸前です。
そして、6月3日はあにゃじのの日だったことに他サイト様みてきづきました。
皆さん、頭いい。
すっかりシックスとかスリーとか忘れていた。
どんだけすっぽぬけていたのか^▽^
遅れてわっしょいついでにジノ+アーニャ視点の小話。
『不透明な光 』
温かで確かなモノなど
わたしたちは知らないの
「アーニャの手はホントちっこいなぁ。」
ぽつり。
改めて認識したような呟き。
閑静な庭園のバルコニーに足を伸ばしくつろいでいた音の発信源となった人を横目で見る。灰色の石で出来た床と壁が肌に触れる度冷たく、ひやりと心地いい。忙しい合間を縫って、私ひとりになれるお気に入りの場所だ。なんとなく爪に色をつけたい気分だったので、マニキュアの瓶まで持ってきた。
けれど、一人にはなれなかった。ジノがどこからともなく現れて一言、「ここ、居ても良いか?」と聞いてきたから。断る理由も無いと私は無言でうなづいた。そして、彼は当然のように隣に座った。ここと隣は違うのだと訂正する暇もなく、当然に。すぐにだらしなく投げ出された両足は、悔しいくらいにすらりと長い。どうせ昼寝する場所を求めて来たのだ、この人は。
「ジノの手、広くて大きすぎる。私の方が普通サイズ。」
「そうかぁ?男子なら標準的だろ。」
結んでみたり開いてみたり。
グーとパーを繰りしながら、ジノの大きな手は一定のリズムを刻む。
ぎゅっ。ばっ。
開いて閉じて。
その手の平に違う人間の手を乗せたまま。今、私の左手は彼の右手の中にある。右手には液体の瓶を所在なく包んで。唐突な接触を図りたがるのが彼の癖だ。煩わしくて「離して」と拒否したところで「なんだよ、冷たいなぁ」と緩やかに非難される。だから、放っておいて飽きるのを待つ方が、最も労力を使わない選択肢といえた。「何が楽しいの」と聞いてみても良いのだけど、それも面倒だった。
「んん?」
ふと、ジノの視線があるもので止まった。私もそれに習って、視線をそちらに動かす。
「アーニャ、これ。何だ?」
「マニキュア」
普段とは異なる爪の変化にジノは気付いた。掴んでいた私の指を一本一本見回す。人一倍知りたがりなのに知らないのだろうか。私が教えるまでもない気がするのだけれど、貴族はこういった身を着飾ることに詳しいものだと思っていた。ラウンズの任務で貴族達のバーティへと警備しに行ったときも揃って女性達が皆、マニキュアを付けた爪をしていて、ダンスに興じていた。ジノもそれを見たはず。
(ほんとに知らないの、ね)
そういう事だけは疎いのかもしれない。詳しいからどうしたという訳でもないけど。
「ほー、爪に色を付けられるのか。面白いな!キラキラして綺麗だし。」
「ジノも、付ける……?」
しまった、と思った頃には時既におそし。前にも確かささやかに提言をして、面倒を受け持つ羽目になったのに。溢れだす好奇心に負けてしまったのはこれで何度目かわからない。
「おっ!アーニャが付けてくれるのか?」
悪いけど頼むな。と先手を打たれて、そういう訳じゃ……ない、という言葉が飲み込まれる。いつの間にか彼の中では『私が付けてくれる』と既に確定しているようだ。期待に満ちた目は待てをご主人様にされた犬みたいに輝く。
「つけるから。手出して。」
「へぇ~、さすがにうまいもんだ。」
「ジノ、動かない。爪からはみ出る」
「はいはい。終わるまで動かないって。」
と言う割には、相手が作業に集中しているのを良いことに、私の頭を片手で撫でてみたり、髪を梳いたりしている。
ぱしゃり
「きろく」
「ははっ、俺の爪もツヤツヤだ!アーニャ、ありがとうな。」
これでお揃いだな!なんて言って、ジノは足を組んではしゃいだ。屈託無く笑う姿はとてもラウンズに居る事を忘れさせてしまうくらいに。
「なんていうか、さ。」
ジノは手を空に翳して、塗り終えたばかりの爪をまじまじと観察していた。太陽の光が当たる度にキラキラとラメが反射する。
可愛いピンク色。
れっきとした男の人にこの色はどうかと思ったけど、ジノは別段気にしなかった。ましてや嬉しそうにくしゃりと笑うものだから、別に構わないかと今しがた収めたばかりの写真を私はチェックする。
「この色、すごくアーニャに似合ってるよな。」
色付いたばかりのジノの指をみやる。
「俺には可愛いすぎるけど。」
「……ありがと」
大きく骨張った手には似合わない色彩が眩しく光った。
―――――――――
私的にはジノはダンスの仕方は知っていても、化粧やドレスの仕立てとか細かい事はやり方を知らないとか。アーニャは女の子らしくしたいのいうのが無意識にあったりするので、特に女の子扱いされたい訳じゃないとか。
ともかくそれとなくだらける二人は絶対可愛い。
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